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【見通し】NY株見通しー今週はエヌビディアの決算と個人消費支出(PCE)価格指数に注目

今週のNY市場はエヌビディアの決算と個人消費支出(PCE)価格指数に注目。先週は主要3指数がそろって大幅反落した。月曜日がプレジデンツデーの祝日で休場のため4日間の取引だったが、S&P500は3連休明けの火曜日と水曜日の連日で取引時間中と終値の史上最高値を更新した。ダウ平均とナスダック総合もプラス圏での推移となった。しかし、木曜日に弱い見通しを発表したウォルマートが大幅安となったことや、1月景気先行指数などの経済指標の悪化が嫌気され反落すると、週末金曜日は、2月ミシガン大消費者信頼感指数確報値や1月中古住宅販売件数などの経済指標が軒並み悪化し景気悪化懸念が強まったほか、週末を控えトランプ米大統領による新たな政策発表への警戒感もリスク回避の動きを強めた。ダウ平均は週間で1118.06ドル安(-2.51%)となり、S&P500が1.66%安、ナスダック総合も2.51%安と3指数がそろって大幅に反落した。

 今週はAI関連株の今後の動きを決定するエヌビディアの決算発表(水曜日引け後)に注目が集まるほか、今後の利下げ見通しを巡り金曜日に発表される1月個人消費支出(PCE)価格指数が焦点となりそうだ。マグニフィセント・セブンの中で最後となるエヌビディアの11月-1月期決算は前年同期比で大幅増収増益が見込まれているが、データデンター向けAIチップの販売動向や、中国の新興AI企業のディープシークの影響についてのファン最高経営責任者(CEO)の見解などに注目が集まる。利下げ見通しについては2月中旬に発表された1月消費者物価指数(CPI)などが予想を上回る伸びとなったことでインフレ懸念が再び強まっており、米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注目する1月個人消費支出(PCE)価格指数に要注目となる。変動の大きい食品、エネルギーを除く1月コアPCE価格指数の市場予想は前月比+0.3%と、12月分の+0.2%から上昇が見込まれている一方、前年比では+2.6%と12月の+2.8%から鈍化が見込まれている。PCE価格指数の鈍化が確認できれば、利下げ期待が再び高まることが相場の支援となりそうだ。このほかの経済指標は2月消費者信頼感指数、1月新築住宅販売件数、10-12月期GDP改定値など。決算発表ではエヌビディアのほか、セールスフォースや消費関連のドミノ・ピザ、ホーム・デポ、ロウズ、ベストバイなど。

 今晩の米経済指標・イベントは1月シカゴ連銀全米活動指数、2月ダラス連銀 製造業景況指数など。企業決算は寄り前にドミノ・ピザ、引け後にパブリック・ストーレッジ、パブリック・ストーレッジ、ワンオーケーなどが発表予定。(執筆:2月24日、14:00)


・提供 DZHフィナンシャルリサーチ