
中国と米国の貿易摩擦に対する警戒感も引き続き相場の重荷となるだろう。中国が米国から輸入するエネルギー資源や大排気量の自動車などに課す追加関税がきょう発動する。トランプ米政権が4日に発動した対中追加関税への対抗措置になる。
7日のNY株式相場はダウ平均が続落し、S&P500とナスダック総合はともに4日ぶりに反落した。米ミシガン大学が同日発表した1年先期待インフレ率速報値が大きく上昇したことで利下げ期待が後退した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は中国4大商業銀行の中国建設銀行(00939)と中国工商銀行(01398)、新興電気自動車メーカーの理想汽車(02015)が香港終値を下回った半面、英金融大手のHSBC(00005)、中国ネット通販大手のアリババ集団(09988)が上回って引けた。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ