
今週はメガキャップの決算発表と金融政策に注目が集まる。S&P500の時価総額の約40%を占めるマグニフィセント・セブンの内、水曜日にメタ・プラットフォームズ、マイクロソフト、テスラが、木曜日にアップルが決算を発表する。相場をけん引するメガキャップの決算やガイダンスが強い結果となれば、最高値圏で推移する米国株のさらなる上昇期待が高まりそうだ。金融政策を巡っては水曜日に結果が公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)に要注目となる。今会合では政策金利の据え置きが見込まれているものの、トランプ大統領が利下げの必要性に言及しており、結果や会合後のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長記者会見が注目される。このほか、木曜日に10-12月期GDP速報値、金曜日に12月個人消費支出(PCE)価格指数が発表予定で、足もとの景気動向やインフレ動向にも要注目となる。
今晩の米経済指標・イベントは2月シカゴ連銀全米活動指数、12月新築住宅販売件数など。企業決算は寄り前にスーパー・マイクロ・コンピューター、AT&T、引け後にニューコア、ブラウン・アンド・ブラウンなどが発表予定。(執筆:1月27日、14:00)
(山下)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ