
ただ、トランプ次期政権が掲げる関税引き上げ政策がインフレ再燃を招き、中国との通商摩擦が悪化するとの警戒感は根強い。中国景気の先行き不透明感もくすぶるなか、運用リスクを取りにくいと予想する。
14日のNY株式相場は高安まちまち。ダウ平均が続伸し、ハイテク株主体のナスダック総合は5営業日続落した。米PPIの結果を受けて米連邦準備理事会(FRB)の利下げペース鈍化への過度な懸念が後退した半面、メタやエヌビディアなどのハイテク・ジャイアントの一角には利益確定売りが続いた。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、大型ネット株のテンセント(00700)とアリババ集団(09988)が香港終値を下回る一方、英金融大手のHSBC(00005)が上回って終えた。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ