
また、中国景気の先行き不安は根強い上、今月20日にはトランプ米次期大統領の就任が控えており、米国の対中政策を巡る警戒感が引き続き相場の重しとなりそうだ。
6日のNY株式相場は高安まちまち。台湾・鴻海精密工業の好決算を受けてエヌビディアなどの半導体株が軒並み高となったことや、『ワシントンポスト』が、トランプ次期政権の導入する関税は予想より小さいものになると報道したことがセンチメントの改善につながったものの、米10年債利回りが先週末の4.595%から一時4.644%まで上昇したことが重しとなった。同日の香港株のADRは、テンセントが香港終値を下回って引けた半面、HSBC(00005)やアリババ集団(09988)などが上回って引けた。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ