
ダウ平均の下げ幅は1000ドルを超え、ナスダックは3%を超える下落となった。日本株も大きく水準を切り下げることになるだろう。日銀政策決定会合では利上げ見送りが濃厚だが、その織り込みは進んでいる。米長期金利が上昇したことで円安(ドル高)が進むリスクが高まっていること、引け後の植田総裁会見を見極めたい状況であることなどから、結果発表が株安を止める材料にはなりづらい。年末株高への期待が大きく後退する中、安く始まった後は下値模索が続くと予想する。日経平均の予想レンジは38000円-38700円。
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ