
今晩は11月CPIを受けて年内の追加利下げ期待が高まったことや、年末ラリーへの期待が引き続き支援となることが期待されるが、ナスダック総合が20000ポイントを上回るなど主要3指数が最高値圏で推移することで高値警戒感が強まることが予想されるほか、弱いガイダンスを発表したアドビの下落が見込まれることも相場の重しとなりそうだ。昨日発表のCPIを受けてCMEのフェドウォッチ・ツールの12月FOMCでの利下げ確率が99%となったが、今晩も米11月生産者物価指数(PPI)や新規失業保険申請件数が発表され、経済指標を受けた利下げ見通しにも要注目となる。
今晩の米経済指標・イベントは11月生産者物価指数(PPI)、新規失業保険申請件数のほか、米30年債入札など。企業決算は引け後にコストコ、ブロードコムが発表予定。(執筆:12月12日、14:00)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ