
もっとも、ハンセン指数は前日終盤に急上昇し、心理的節目の2000ポイントを上抜けておよそ1カ月ぶりの高値で終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策判断に影響する米消費者物価指数(CPI)の発表を11日に控え、上値追いの動きは限られる可能性がある。きょうは中国で11月の貿易統計が発表される。
9日のNY市場でダウ平均は3営業日続落。高値警戒感が意識される中、米CPIの発表を控えた様子見姿勢が強まった。ハイテク株主体のナスダック総合は一時0.07%高と小幅ながら6営業連続で取引時間中の最高値を更新したが、0.62%安で終了した。一方、同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、国際金融株のHSBC(00005)、大型ネット株の美団(03690)、テンセント(00700)、アリババ集団(09988)がそろって香港終値を上回って引けた。
(金)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ