東京市場は上値の重い展開か。米国株はまちまち。ダウ平均が下落した一方、S&P500とナスダックが上昇した。ダウ平均は140ドル安の42374ドルで取引を終えた。決算発表銘柄の値動きが大きくなっており、テスラが21.9%高と派手に上昇した一方、IBMやハネウェル・インターナショナルが大幅安。指数も個別銘柄の影響を受けた。ドル円は足元151円70銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて70円安の38090円、ドル建てが35円高の38195円で取引を終えた。
米国株は全体としては方向感に乏しく、ドル円はやや円高に振れている。国内では27日の日曜に衆院選の投開票を控える中、買いは手控えられると予想する。政権与党の苦戦に関するニュースを消化しながら今週の日経平均は軟調に推移してきただけに、大きく下げるようなら押し目は拾われるとみる。ただ、きのう引け後にはキヤノンが通期の見通し引き下げを発表しており、企業業績に対して楽観的にはなりづらい。場中は先物に翻弄される場面もありそうで、不安定な動きが続くだろう。日経平均の予想レンジは37700円-38300円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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