本日のNY為替市場のドル円は、好調な雇用情勢が示された米9月雇用統計を受けて、ボスティック米アトランタ連銀総裁やコリンズ米ボストン連銀総裁による11月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ幅への言及に注目する展開が予想される。
ドル円は、中東の地政学リスクへの警戒感が高まっていることで、NYダウの下落、原油価格の上昇を受けて、リスク回避の円買いが優勢な展開となっている。
中東情勢に関しては、明日9日にオースティン米国防長官とイスラエルのガラント国防相が、イランへの反撃などについて協議する予定となっており、協議の結果を待つことになる。
ドル円の上値を抑える要因として、石破政権が物価高対策を政策の柱に据えていることで、昨日の148円台での三村財務官と加藤財務相による円安への牽制発言が警戒されていることや、本邦輸出企業による年度末に向けたドル売り為替予約などが挙げられる。
ボスティック米アトランタ地区連銀総裁は、先日、今後入手される指標が労働市場のさらなる軟化を示せば、11月のFOMCでさらに0.50%ポイントの利下げを実施することに「オープン」という認識を示していた。好調な米9月雇用統計を受けての利下げ幅への言及に要注目か。
コリンズ米ボストン連銀総裁は、「漸進的で整然としたペース」での利下げを示唆しており、11月FOMCでの利下げ幅への言及に要注目か。
・想定レンジ上限
ドル円の上値目処(めど)は、149.39円(8/15高値)
・想定レンジ下限
ドル円の下値目処(めど)は、146.90円(日足一目均衡表・雲の下限)
(山下)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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