
今週は物価指標や発表がスタートする第3四半期決算に注目。先週末の9月雇用統計が強い結果となったことで年内の大幅追加利下げ期待が後退。CMEのフェドウォッチ・ツールの11月FOMCでの0.50%の利下げ確率は先週末の53%から0%に低下し、0.25%の利下げ確率が97%、金利据え置き確率が3%に上昇した。今週は木曜日に9月消費者物価指数 (CPI)、金曜日に9月生産者物価指数 (PPI)と10月ミシガン大1年先・5年先期待インフレ率速報値が発表されるほか、0.50%の利下げが決定された9月米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公表や米連邦準備理事会(FRB)高官の公園なども多数予定され、CPIなどの経済指標やFOMC議事要旨、要人発言を受けた年内の追加利下げ見通しが焦点となりそうだ。また今週は第3四半期決算発表がスタートする。火曜日のペプシコ、木曜日のドミノ・ピザ、デルタ航空のほか、金曜日には金融大手のJPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴなどが発表予定で、決算結果やガイダンスに注目が集まる。
今晩の米経済指標・イベントは9月雇用傾向指数、8月消費者信用残高など。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:10月7日、14:00)
(山下)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ