
もっとも、買い一巡後は上値が重い展開があり得る。前週末のハンセン指数終値は2022年3月1日以来およそ2年7カ月ぶりの高値とあって、利益確定売りが出やすい。米長期金利の上昇も相場の重荷となりそうだ。4日発表の9月の米雇用統計の雇用者数伸び率が市場予想を大きく上回ったことで米経済のソフトランディング期待が高まり、米連邦準備理事会(FRB)による大幅利下げ期待は後退した。
4日のNY株式相場は反発。主要3指数がそろってほぼ高値引けとなった。ダウ平均は9月30日以来、4日ぶりに終値の過去最高値を更新した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、ネット株のテンセント(00700)とアリババ集団(09988)、不動産株の華潤置地(01109)、香港公益株のホンコン・チャイナガス(00003)が香港終値を下回った半面、英金融大手HSBC(00005)が上回って引けた。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ