
今晩の取引では年内の利下げ見通しを巡り、米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注視する8月個人消費支出(PCE)価格指数に注目が集まる。8月PCE価格指数は前年比+2.3%と7月分の+2.5%から伸びの鈍化が見込まれ、変動の大きい食品、エネルギーを除くコアPCE価格指数は前年比+2.7%と7月分の+2.6%から上昇が予想されている。PCE価格指数が予想を下回る結果となれば年内の利下げ見通しが一段と強まることで相場の支援となることが期待される。
今晩の経済指標・イベントは8月個人所得・個人消費支出 (PCE) 価格指数のほか、9月ミシガン大消費者信頼感指数確報値、同1年先・5年先期待インフレ率 確報値など。このほか、ボウマンFRB理事、クーグラーFRB理事、コリンズ米ボストン連銀総裁などの発言も予定されている。企業決算は寄り前にシャーウィン・ウィリアムズが発表予定。(執筆:9月27日、14:00)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ