26日の香港市場は上値の重い展開か。ハンセン指数は前日に終値で5月22日以来、4カ月超ぶりの高値を付けており、利益確定の売りが相場の重しとなりそうだ。また、週明け30日には中国製造業購買担当者景気指数(PMI)の発表も控えており、様子見ムードが広がる可能性もある。
一方、中国当局が打ち出した金融緩和や不動産支援、株式市場支援を含む一連の景気対策は引き続き好感されそうだ。
25日のNY株式相場は高安まちまち。やや堅調にスタートしたものの、主要指数が最高値圏で推移し高値警戒感が強まる中、週内の新規失業保険申請件数や8月個人消費支出(PCE)価格指数の発表を控え、次第に様子見姿勢が強まった。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、美団(03690)やテンセント(00700)、アリババ集団(09988)が香港終値を上回って引けた半面、HSBC(00005)が下回って引けた。
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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