東京市場は堅調か。米国株はまちまち。ダウ平均とS&P500が下落し、ナスダックが上昇した。ダウ平均は293ドル安の41914ドルで取引を終えた。ダウ平均とS&P500は序盤に高値をつけた後はじりじりと水準を切り下げた。エヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイセズなど半導体株が強く、ナスダックは小じっかりで終えた。米10年債利回りが上昇しており、ドル円は足元144円60銭近辺とドル高・円安に振れている。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて320円高の37980円、ドル建てが460円高の38120円で取引を終えた。
ダウ平均やS&P500は下落したが、高値圏で推移している分、利益確定売りに押されたような動きであった。ナスダック高と円安を受けて、外需株やグロース株にはプラスの影響が見込まれる。米国では引け後に決算を発表したマイクロン・テクノロジーが時間外で急騰しており、半導体株には追い風が吹く。米長期金利の上昇は金融株の支援材料。日本株はダウ平均やS&P500の下落をネガティブ視することなく、主力株に買いが入ると予想する。あすの自民党総裁選結果を見極めたい状況ではあり、38000円より上は重いとみるが、場中はプラス圏で落ち着いた動きが続くだろう。日経平均の予想レンジは37750円-38200円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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