東京市場は大幅高か。米国株は上昇。ダウ平均は124ドル高の40861ドルで取引を終えた。注目の8月消費者物価指数(CPI)では、変動の大きい食品、エネルギーを除くコアCPIが前月比+0.3%と市場予想の+0.2%を上回った。これにより、9月FOMCでの利下げ幅は0.25%になるとの見方が強まったが、0.5%の可能性が低下したことで、序盤は大きく売られる展開。下げ幅は一時700ドルを超え、40000ドルを割り込んだ。しかし、売り一巡後は一転して買いが入った。エヌビディアが8%を超える上昇となるなど、大型グロース株に強い動きが見られた。米長期金利は小幅に上昇。ドル円は足元142円40銭近辺で推移しており、140円台に入ったところからは円高が一服している。CME225先物は円建て、ドル建てともに大証日中終値と比べて825円高の36595円で取引を終えた。
米国株は荒い動きとなったが、3指数がそろってプラスで終えた。CPIで円高が加速しなかったことは、日本株には強烈な追い風。CME225先物は大幅高スタートを示唆しており、幅広い銘柄に買いが入ると見込まれる。米長期金利が上昇する中でもエヌビディアが大幅高となったことから、ここ数日で強烈に売り込まれた国内半導体株が戻りの先導役になるだろう。CPIの結果を受けて、本日発表される米8月生産者物価指数(PPI)に対する過度な警戒も和らぐと思われるだけに、終日強い基調が続くと予想する。日経平均の予想レンジは36000円-36900円。
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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