
今晩の取引では利下げ見通しを巡り寄り前に発表される7月個人消費支出(PCE)価格指数に注目が集まる。エヌビディアの決算発表を通過し、アップル、マイクロソフト、アマゾン、メタなどのメガキャップがおおむね上昇したことで今晩はハイテク株の出直りが期待されるが、FRBがインフレ指標として注目する7月PCE価格指数が落ち着いたものとなれば、利下げ期待の高まりも追い風となりそうだ。7月PCE価格指数の市場予想は、変動の大きい食品、エネルギーを除くコア指数が前月比+0.2%と前月から横ばいが見込まれ、前年比では+2.7%と6月の+2.6%から上昇が予想されている。
今晩の米経済指標・イベントは7月個人所得・個人消費支出・個人消費支出(PCE)価格指数のほか、8月シカゴ地区購買部協会景気指数、8月ミシガン大消費者信頼感指数確報値、同1年先・5年先期待インフレ率確報値など。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:8月30日、14:00)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ