
注目の材料が乏しく、エヌビディアの決算発表待ちムードが強いこともなり、米株や米債の方向感が出にくいと想定され、ドル円も落ち着いた動きになりそうだ。本日、これまでのドル円は昨日の流れを引き継ぎ売りが先行した後は買い戻しが優勢となった。ただ、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長のジャクソンホール会議での発言などを受け、9月連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げはほぼ確実視され、ドルの上値は重くドル円は依然として戻り売り圧力が強い。市場の目線は9月FOMCで利下げ幅が0.25%になるかそれとも0.50%になるかに向けられている。今のところ、金利先物市場で0.25%利下げ確率が6割超、0.50%利下げ確率が3割超となっている。
・想定レンジ上限
ドル円、27日の高値145.18円が上値めど。
・想定レンジ下限
ドル円、26日の安値143.45円が下値めど。
(金)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ