
米国株は上昇したが、円高進行を嫌気して売りに押されると予想する。CME225先物は下振れスタートを示唆している。日経平均は先週、週間で3000円を超える上昇となっており、金曜16日だけでも1300円近く上昇した。週後半のジャクソンホール会議を前に、目先の利益を確定する動きは出てきやすい。ジャクソンホール会議でパウエルFRB議長が9月の利下げを明言した場合、為替はドル安(円高)に振れる可能性がある。足元の日本株は円高一服を追い風に水準を切り上げてきただけに、場中はドル円をにらみながら神経質な動きが続くだろう。日経平均の予想レンジは37400円-38200円。
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ