
東京市場が休場の間の米国株は、特段の材料に乏しかったこともあって落ち着いた動きとなった。ドル円も落ち着きを取り戻しており、円高には一服感が出てきている。CME225先物は上昇スタートを示唆している。先週の日本株はかなり振れ幅が大きくなっており、三連休前は警戒感が強かったと推測される。連休の間に海外市場が荒れなかったことが安心材料となり、きょうは買いが優勢となるだろう。ただ、主力企業の決算発表が概ね出そろったこともあり、商いは盛り上がりに欠けると思われる。今週は米国で7月消費者物価指数(CPI)や7月小売売上高など注目指標の発表が控えている。高く始まった後は手がかり難の中、様子見ムードの強い地合いが続くと予想する。日経平均の予想レンジは35200円-35800円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ