動画で見通しを解説
ナスダック(NASDAQ):最新のチャート分析
今週の市場動向
NASDAQは2万ドルに向けて再び上昇再開の可能性が出てきました。テクニカル分析の視点から見た現状は以下の通りです:
1. 日足チャート分析:
- 移動平均線:80日線は上向き、10日線と20日線は下向き。
- 10日線が現在、上値を抑えている状況。
- RSIは30ラインを突破したが、下向きの動きを見せており、勢いはまだ弱い。
- ローソク足:一時的な急落後、下ヒゲの陰線が出現。その後も上ヒゲ陰線が続き、上値の重さが目立つ。
- 前日に大陽線が出現したが、まだ反発の基調を強めるような動きには至っていない。
2. 週足チャート分析:
- 移動平均線(13、26、52週線)はすべて上向きで、上昇トレンドの最中。
- 今週の安値は52週線でサポートされ、下ヒゲの陽線を形成。
- 26週線が上値抵抗線として機能している。
3. 今後の見通し:
- 日足ベース:10日線を突破できれば、19,000ドルを目標とした動きが予想される。
- 週足ベース:26週線を突破すれば、20,000ドルを目指した上昇再開の可能性がある。
- 全体的に見て、まだ綺麗な上昇トレンドを維持している。安値、高値ともに切り上げている状況。
4. 注目ポイント:
- 本日(8月9日)の終値が重要。下ヒゲの陽線で終えられるか、26週線を突破できるかに注目。
- 来週も陽線が出現するかどうかで、今後の見通しが変わる可能性がある。
来週の注目イベント
1. 8月13日(火):米7月生産者物価指数
2. 8月14日(水):米7月消費者物価指数
3. 8月15日(木):
- 米7月小売売上高
- 新規失業保険申請件数
- 鉱工業生産
これらの重要イベントの結果を受けて、NASDAQも大きく動く可能性があります。
テクニカル分析の見通し:
- 日足チャートでは10日線の突破が重要。突破できれば19,000ドルを目指す動きになる可能性がある。
- 週足チャートでは26週線の突破が鍵。突破できれば20,000ドルを目指した上昇再開の可能性がある。
- 現在の上昇トレンドが継続するかどうかは、今日の終値と来週の動向次第。
来週は重要な経済指標の発表が続くため、NASDAQは大きな値動きを見せる可能性があります。これらの指標の結果と、テクニカル分析で示された重要なレベルの突破の有無に注目する必要があります。
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宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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