
もっとも、ハンセン指数が心理的節目の17000ポイントを超える水準では、上値が重くなる展開がありそうだ。中国景気の先行き不透明感がくすぶるなか、中国国家統計局がきょう午前に発表する7月の物価統計が注目の材料となるだろう。
8日のNY株式相場はダウ平均など主要3指数がそろって大幅反発した。円が対ドルで下落し、足元での株安の要因とされた「円キャリートレード」の巻き戻しへの警戒感が和らいだ。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は総じて上昇。国際金融銘柄のHSBC(00005)とAIAグループ(01299)、ネット株のテンセント(00700)、アリババ集団(09988)、JDドットコム(09618)、電気自動車の理想汽車(02015)が香港終値を上回って引けた。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ