
前日の米ハイテク株安を受けた売りが出れば、相場の重荷となりかねない。一方、米通商代表部(USTR)が8月1日に予定していた中国からの輸入品への制裁関税引き上げを半月ほど延期すると発表し、関連銘柄の買い材料となると予想する。前日のハンセン指数は3営業日ぶりに反落して終値ベースで4月23日以来の安値を更新しただけに、自律反発狙いの買いも入りやすい。
決算発表や業績見通しを受けた個別物色は引き続き活発だろう。きょうはハンセン指数構成銘柄のHSBC(00005)、ハンセン銀行(00011)、信義ガラス(00868)、信義光能(00968)、バドワイザーAPAC(01876)が2024年6月中間決算を発表する。
30日のNY株式相場はダウ平均が反発した半面、ハイテク株主体のナスダック総合は3営業日ぶりに反落した。英金融大手のHSBC(00005)、電動工具の創科実業(00669)が香港終値を上回った半面、中国インターネットサービス大手のテンセント(00700)が下回って引けた。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ