
小型株指数のラッセル2000は週間で6.00%高と2023年11月以来の大幅高を記録した。S&P500の11セクターは不動産が4.37%高、公益が3.90%高と週間上昇率1-2位となり、素材、ヘルスケア、資本財、金融も2%超上昇した。一方、コミュニケーションが3.57%安と唯一下落し、生活必需品。一般消費財、エネルギー、ITが1%未満の上昇にとどまった。
今週は主力ハイテク株から小型株への資金ローテーションが継続するか否かに注目が集まるが、6月小売売上高など経済指標や、発表が本格化する企業の第2四半期決算が焦点となりそうだ。経済指標は火曜日発表の6月小売売上高のほか、7月NY連銀製造業業況指数、6月輸入物価、6月住宅着工件数、6月鉱工業生産、6月景気先行指数、米地区連銀経済報告(ベージュブック)など。
決算発表はゴールドマン・サックス、バンク・オブ・アメリカ、ユナイテッドヘルス、モルガン・スタンレー、ジョンソン&ジョンソン、ユナイテッド・エアラインズ、D.R.ホートン、ドミノ・ピザ、ネットフリックス、SLB、トラベラーズなど、S&P500採用の約50銘柄が発表予定。
今晩の米経済指標・イベントは7月NY連銀製造業業況指数、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長インタビューなど。企業決算は寄り前にブラックロック 、ゴールドマン・サックスが発表予定。
(執筆:7月15日、14:00)
(川畑)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ