
ただ、週明けに発表される中国の主要経済統計の結果を見極めたい投資家が積極的な売買を見送れば、買い一巡後は上値が重い展開があり得る。ハンセン指数の20日移動平均(11日終値時点で17912.64ポイント)が上値抵抗線として意識されそうだ。中国国家統計局が15日、2024年4-6月期の国内総生産(GDP)と6月の小売売上高、鉱工業生産、全国70都市不動産価格などを発表する予定。
11日のNY株式相場は高安まちまち。ダウ平均が続伸した半面、ハイテク株主体のナスダック総合は取引時間中の史上最高値を更新したものの、結局8営業日ぶりの大幅反落となった。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、英金融大手のHSBC(00005)や大型ネット株のアリババ集団(09988)、JDドットコム(09618)、テンセント(00700)が香港終値を上回った半面、香港公益株のホンコン・チャイナガス(00003)が下回って終えた。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ