
ここ最近の欧州通貨、特にユーロはフランス下院選挙でのサプライズの左派躍進に対しても、先行きが不透明で売り買いを判断しかねるところもあるとはいえ反応が明確ではなく、米金融政策の行方や関連した発言を織り込んで対ドルで上下している印象。主体性が乏しい感があり、ドル相場にとって大きな材料である米CPIの結果を確認するまで動きにくさがある。相応な振れを挟みつつも、米CPI待ちの様相となりやすいだろう。
想定レンジ上限
・ユーロドル:6月6・7日高値1.0902ドル。
・ポンドドル:7月2日・9安値の値幅2層倍=NT計算値1.2940ドル。
想定レンジ下限
・ユーロドル:3日ロンドンタイム安値1.0753ドル。
・ポンドドル:昨日10日安値1.2784ドル。
(関口)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ