
米国株は3指数そろって上昇したが、方向感には欠けた。米10年債利回りが4.4%台まで上昇しており、再び4.5%に接近している。CME225先物は弱めのスタートを示唆しており、米国株の上昇を好感する流れにはならないだろう。米国ではグロース株の動きが良かったがエヌビディアは小幅高にとどまっており、AMDやアームなど半導体株には下落銘柄が多かった。どこに資金を振り向けて良いかがはっきりせず、全体的に出がけづらさが意識されそうだ。ただ、米3指数がプラスで終えているだけに、大きく崩れる展開も想定しづらい。安寄り後は下げ渋り、場中は前日終値近辺での一進一退が続くと予想する。日経平均の予想レンジは39400円-39800円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ