東京市場は堅調か。米国株は上昇。ダウ平均は36ドル高の39164ドルで取引を終えた。5月個人消費支出(PCE)価格指数の発表を翌日に控えて方向感が定まらずプラス圏とマイナス圏を行き来したが、押し目では買いが入ってプラスで終えた。マイクロン・テクノロジーが決算を受けて7%超下落し、エヌビディアも売られるなど半導体株が弱かった一方、アマゾンやセールフォースなどに強い動きが見られた。ドル円は足元160円70銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて160円高の39570円、ドル建てが210円高の39620円で取引を終えた。
きのうの日経平均はマイクロンの時間外の下げを受けて、米国株の軟調を織り込み大幅安となった。しかし、米国ではナスダックも含めて3指数がそろって上昇した。きょうはきのうの下げに対する押し目買いが優勢となるだろう。米国では長期金利が低下しており、グロース株にフォローの流れ。きのう先んじて下げている国内半導体株にも買いが入るようなら、値幅を伴った上昇も期待できる。10時から米大統領選候補者のテレビ討論会が開催予定で、関連ニュースには振らされる可能性がある。ただ、これを前に米国株が警戒売りに押されていない点は安心材料。討論会がスタートして指数の動きがそれほど不安定にならなければ、徐々に上げ幅を広げていく公算が大きい。日経平均の予想レンジは39400円-39900円。
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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