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今晩の取引では翌日発表の5月CPIやFOMC結果公表を控えて様子見姿勢が一段と強まりそうだ。先週末の5月雇用統計で非農業部門雇用者数(NFP)が予想を上回る増加となったことで市場の利下げ期待は一段と後退した。6月FOMCでは政策金利の据え置きが確実視されており、CMEのフェドウォッチ・ツールの利下げ確率は9月FOMCが51%、11月FOMCが65%。12月FOMCでは88%の確率で利下げが予想されているが、年内2回(0.50%)の利下げ確率は49%と1週間前の61%から大きく低下した。利下げ見通しを巡り、翌日の5月CPIとFOMCの結果に要注目となる。
今晩の米経済指標・イベントは5月NFIB中小企業楽観度指数など。企業決算は引け後にオラクルが発表予定。(執筆:6月11日、14:00)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ