東京市場は軟調か。米国株はまちまち。ダウ平均が上昇し、S&P500とナスダックが下落した。ダウ平均は78ドル高の38886ドルで取引を終えた。5月雇用統計の発表を前に様子見姿勢が強く、3指数とも動意は限られた。
ECB理事会では政策金利を0.25%引き下げることが決定された。2019年9月以来、4年9カ月ぶりの利下げとなる。このこと自体は織り込みが進んでおり、ECBの追加利下げに対する期待は高まらなかったことから、欧州の長期金利は上昇。米国の10年債利回りも小幅に上昇した。ドル円は足元155円60銭近辺で推移している。CME225先物は円建て、ドル建てともに大証日中終値と比べて125円安の38635円で取引を終えた。
ECBの利下げに対する米国マーケットの反応は限定的となっており、市場の関心は本日の米5月雇用統計や来週のFOMCに移る。日本株も米雇用統計の発表を前に、きょうは手がけづらさが意識されるだろう。欧米の長期金利が低下しなかったこと、米国ではエヌビディアが弱くナスダックが下落で終えたことなどから、日経平均は気持ち弱めに推移すると予想する。寄った後は様子見姿勢が強まり、マイナス圏での小動きが続くだろう。日経平均の予想レンジは38600円-38800円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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