東京市場は軟調か。米国株は上昇。ダウ平均は140ドル高の38711ドルで取引を終えた。3指数ともプラス圏とマイナス圏を行き来して方向感が定まらなかったが、終盤の動きが良くプラスを確保した。4月JOLTS求人件数が雇用の弱さを示す結果となり、10年債利回りが一段と低下したことが相場を下支えした。ドル円が鋭角的に円高に振れており、足元では154円80銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて325円安の38425円、ドル建てが320円安の38430円で取引を終えた。
急速な円高進行に関しては、米国の長期金利低下に加えて、一部報道から日銀による長期国債の買い入れ減額が意識されたことが背景にある。米3指数はプラスで終えたものの小動きで、日本株は為替の急変動を警戒した売りに押されると予想する。CME225先物は大幅な下振れスタートを示唆している。長い目で見れば円安にブレーキがかかることは悪い話ではなく、米国の長期金利が低下傾向にあることは安心材料。そのため、安く始まった後は押し目買いも入るとみるが、きょうは場中の為替動向に神経質になると思われるだけに、終日不安定な動きが続くと予想する。日経平均の予想レンジは38300円-38800円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
読む前にチェック!最新FX為替情報
読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!
最新FX為替情報
- スプレッド
- 始値比
- H
- L