
急速な円高進行に関しては、米国の長期金利低下に加えて、一部報道から日銀による長期国債の買い入れ減額が意識されたことが背景にある。米3指数はプラスで終えたものの小動きで、日本株は為替の急変動を警戒した売りに押されると予想する。CME225先物は大幅な下振れスタートを示唆している。長い目で見れば円安にブレーキがかかることは悪い話ではなく、米国の長期金利が低下傾向にあることは安心材料。そのため、安く始まった後は押し目買いも入るとみるが、きょうは場中の為替動向に神経質になると思われるだけに、終日不安定な動きが続くと予想する。日経平均の予想レンジは38300円-38800円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ