
きのうの日経平均はダウ平均の大幅高を好感して上に値幅が出ただけに、きょうはダウ平均の下落を嫌気して売りが優勢となるだろう。米国の長期金利低下はグローバル株式市場を見る上では安心材料となるが、国内金融株には逆風となる。為替が円高に振れたことで、自動車株は象徴的に売られることになりそう。NY原油が大きめの下落となっており、市況関連も買いづらい。ナスダック高を受けて半導体株には資金が向かうと思われるが、全体としてはマイナスの影響が大きくなると思われる。CME225先物は大幅な下振れスタートを示唆している。場中は強弱感が入り交じり、マイナス圏で方向感に欠ける動きが続くと予想する。日経平均の予想レンジは38500円-38800円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ