東京市場は軟調か。米国株はまちまち。ダウ平均が下落し、S&P500とナスダックが上昇した。ダウ平均は115ドル安の38571ドルで取引を終えた。5月のISM製造業PMIが市場予想を下回り、景気敏感株が売りに押された。一方、弱い指標を受けて10年債利回りが大きく低下しており、エヌビディアなどグロース株の一角には買いが入った。為替市場ではドル安(円高)が進行。ドル円は足元156円10銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて290円安の38650円、ドル建てが280円安の38660円で取引を終えた。
きのうの日経平均はダウ平均の大幅高を好感して上に値幅が出ただけに、きょうはダウ平均の下落を嫌気して売りが優勢となるだろう。米国の長期金利低下はグローバル株式市場を見る上では安心材料となるが、国内金融株には逆風となる。為替が円高に振れたことで、自動車株は象徴的に売られることになりそう。NY原油が大きめの下落となっており、市況関連も買いづらい。ナスダック高を受けて半導体株には資金が向かうと思われるが、全体としてはマイナスの影響が大きくなると思われる。CME225先物は大幅な下振れスタートを示唆している。場中は強弱感が入り交じり、マイナス圏で方向感に欠ける動きが続くと予想する。日経平均の予想レンジは38500円-38800円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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