
ただ、多くの指標が発表となるため、まだら模様で強弱の判断がつけにくい状態にもなりがち。為替に方向感が出るにしても、英経済指標が後押しの材料になるとも限らない。指標への反応一巡後は、為替市場全体への影響が大きな米金利動向をにらみつつ、当局者の発言を見定める展開が想定できる。
20時15分からイングランド銀行(中銀)のピル金融政策委員会(MPC)委員兼チーフエコノミストが講演する予定。同委員は昨日「インフレが抑制されたとの確信はまだない」とし、さらなる証拠が必要としながらも「大きな混乱がなければ、今後数回の会合で金利変更を検討」と発言していた。
想定レンジ上限
・ポンドドル:6日高値1.2595ドル。
想定レンジ下限
・ポンドドル:4月24日安値1.2423ドル。
(関口)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ