
一方、中国ではきょう、4月の貿易統計が発表される予定で、結果によっては相場の波乱要因となる可能性もある。市場コンセンサス予想(米ドル建て)は輸出総額が1.5%増、輸入総額が4.8%増。また、週末には中国の物価統計や金融統計の発表も控えている。
8日のNY株式相場は高安まちまち。ダウ平均は小安く始まったが、172.13米ドル高(+0.44%)で終了。昨年12月以来の6連騰を記録した。ナスダック総合は続落、S&P500はほぼ横ばいだった。米10年債利回りが上昇し、ウーバーやインテルなどのハイテク株の一角が下落したものの、来週に注目の米4月消費者物価指数(CPI)の発表を控える中、センチメントは引き続き良好だった。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、HSBC(00005)やテンセント(00700)、美団(03690)、アリババ集団(09988)がいずれも香港終値を上回って引けた。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ