
今晩の取引では年内の利下げ見通しが引き続き株価の支援となることが期待されるほか、地政学リスクの緩和やテクニカル面、センチメントの改善も追い風となりそうだ。今後は利下げ見通しを巡り、来週発表される4月消費者物価指数(CPI)などの物価指標が注目されるが、今晩は3月消費者信用残高やカシュカリ米ミネアポリス連銀総裁発言などを受けた米10年債利回りの動向が焦点か。4月末に4.71%台まで上昇した米10年債利回りは足もとでは4.48%台まで低下しており、利回りの低下傾向が続けばグロース株や高配当利回り株の支援となりそうだ。決算発表は寄り前にウォルト・ディズニーが発表予定で、決算やガイダンスに注目が集まる。
今晩の米経済指標・イベントはカシュカリ米ミネアポリス連銀総裁発言、米3年債入札、3月消費者信用残高など。企業決算は寄り前にウォルト・ディズニー、マーケットアクセス、引け後にエレクトロニック・アーツ、オキシデンタル・ペトロリアム、ウィン・リゾーツなどが発表予定。(執筆:5月7日、14:00)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ