
2024年1-3月期の米実質国内総生産(GDP)速報値は前期比年率1.6%増と、市場予想(2.4%増)を下回った。一方、個人消費支出(PCE)物価指数でエネルギー・食品を除いたコア指数の伸びが前期比年率3.7%と、23年10-12月期(2.0%)から加速した。
もっとも、25日のNY市場ではダウ平均が続落してハイテク株主体のナスダック総合も4日ぶりに反落したものの、エヌビディアなどの半導体株が反発し、ITセクターは上昇している。香港市場でもハイテク株が買われ、相場を下支えする展開がありそうだ。25日の香港株の米国預託証券(ADR)は、電気自動車の理想汽車(02015)、中国4大商業銀行の中国銀行(03988)、香港コングロマリットの長江和記実業(00001)が香港終値を下回った半面、大型ネット株のアリババ集団(09988)とテンセント(00700)、英金融大手のHSBC(00005)が上回って終えた。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ