
業績を手掛かりとする個別物色も引き続き活発だろう。きょうはハンセン指数構成銘柄の香港証券取引所(00388)と中国海外発展(00688)が2024年1-3月期決算を発表する。
もっとも、ハンセン指数の前日終値は11日以来の高値だっただけに、買い一巡後は利益確定売りが上値を重くする展開があり得る。25日には米連邦準備理事会(FRB)による利下げ時期を探るうえで注目される1-3月期の米実質国内総生産(GDP)が発表される。結果を見極めたい投資家は積極的な売買を見送るだろう。
23日のNY株式相場はダウ平均が4営業日続伸し、ハイテク株主体のナスダック総合も続伸した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は大型ネット株のアリババ集団(09988)と美団(03690)、英金融大手のHSBC(00005)が香港終値を上回った半面、電気自動車の理想汽車(02015)が下回って引けた。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ