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【見通し】株式明日の戦略-後場失速も意外高、米雇用統計前に警戒ムードが後退

4日の日経平均は大幅反発。終値は321円高の39773円。

 東証プライムの騰落銘柄数は値上がり1010/値下がり575。証券会社が投資判断を引き上げたソシオネクストがストップ高。売買代金は全市場でトップと値幅が出る中で商いも膨らんだ。東電HDが9%を超える上昇となり、2011年3月以来となる4桁の大台に到達した。業種では、住友鉱山、三井金属、東邦亜鉛など非鉄株の動きの良さが目立った。好材料のあった小売株が人気化しており、西友の九州地域の食品スーパー事業を承継すると発表したイズミや中期経営計画を発表した平和堂が急伸した。

 一方、ファーストリテイリングが連日の下落。キーエンスも弱く、値がさ株にさえない動きのものが散見された。空運大手のANAHDが証券会社の目標株価引き下げを受けて売られており、JALも連れ安。日本製鉄、神戸鋼、JFEHDの鉄鋼大手3社がそろって下落した。グロース市場の銘柄には流れが向かない地合いで、QPS研究所が大幅安となった。

 本日、スタンダードに新規上場したアズパートナーズは、高い初値をつけたものの寄った後は買いが続かずストップ安で終えた。

 日経平均は大幅高。買いの勢いが続かず後場には萎んだが、場中には40000円を上回る場面があった。米国動向からは大きく上昇する理由も乏しかっただけに、日本株に対する買い意欲がまだまだ強いことが印象づけられた。あすは米国の雇用統計発表前で様子見姿勢が強まると思われるが、きょうの意外高は売り急ぎを抑制する。雇用統計の結果次第では週明けからギャップアップスタートもあり得るだけに、リスクオフに傾くことはないだろう。終値(39773円)では25日線(39796円、4日時点、以下同じ)や5日線(39847円)を下回っているが、いつでも超えられそうな水準まで戻してきた。改めて40000円台を試しに行く動きが見られるかに注目したい。

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ