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【見通し】株式明日の戦略-3桁上昇も週間では下落、来週は米雇用統計を前に上値が重いか

29日の日経平均は反発。終値は201円高の40369円。米国株は3指数がまちまちとなったが、ダウ平均やS&P500の史上最高値更新を好感して、寄り付きから3桁の上昇。前日に全面安となった反動で幅広い銘柄に買いが入った。前場は300円近い上昇となり高値引け。後場は前引けから水準を切り下げて始まり、しばらく40300円近辺でもみ合った。終盤にかけては強含む場面があり、一時節目の40500円を上回った。ただ、引け間際には萎んでおり、200円を超える上昇で取引を終えた。

 東証プライムの売買代金は概算で5兆0800億円。業種別では繊維、不動産、建設などが大きく上昇。下落は海運とゴム製品の2業種のみで、医薬品が小幅な上昇にとどまった。中期経営計画や大規模な自己株取得を発表した小糸製作所に買いが殺到。場中は値がつかずストップ高比例配分となった。半面、今期の大幅減益計画を提示したセキチューが急落した。

 東証プライムの騰落銘柄数は値上がり1367/値下がり253。4月1日から日経平均構成銘柄となるディスコ、ソシオネクスト、株価の換算係数が引き上げられるニトリHDが商いを伴って大幅上昇。三菱重工が6.1%高と人気化した。個別に野村マイクロ、TOWA、霞ヶ関キャピタルなどが急伸。大林組や清水建設など建設株が業種として強い動きを見せた。上方修正や自己株取得を発表したフジHDが急伸し、同業の日本テレビHDやTBSHDにも買いが波及した。

 一方、レーザーテックが2%を超える下落。日本郵船など海運株が業種として弱く、NSユナイテッド海運は中期経営計画発表後に一段安となった。トヨタ、信越化学、NTTが軟調。下方修正を発表したフィードフォースが急落した。情報戦略テクノロジー、イシン、ダイブ、シンカなど、今週の新規上場銘柄に値幅を伴った下げとなるものが多かった。

 本日はマテリアルグループとグリーンモンスターがグロース市場に新規上場したが、グリーンモンスターは高い初値をつけた一方、マテリアルグループは公開価格割れからのスタートとなった。ともに終値は初値を下回った。

 日経平均は反発。前日に40054円まで下落したが、きょうは終日堅調に推移しており、40000円割れは回避した。強かった業種を見ると、不動産や建設など内需系が多い。ドル円は円安気味で推移しているが、それをけん制する国内要人発言も出てきており、目先は自動車関連など円安メリット銘柄が敬遠される可能性がある。ただ、このままいけば3月末のドル円は150円近辺ということになり、3月決算企業の1-3月業績に関しては、円安の影響が大きく出てくると推測される。4月後半から5月にかけて発表される本決算では、円安メリット銘柄の見栄えが良くなるだろう。実際に介入が入るなどして外需株が調整するような局面があれば、そこは良い買い場と捉えたい。


【来週の見通し】
 上値の重い展開か。4月相場に突入するが、週末の5日には米国の雇用統計が発表される。米国では雇用統計の前にISM製造業・非製造業景況指数や雇用動態調査(JOLTS)求人件数などの発表もあり、米国指標とドル円動向に神経質となるだろう。米国では利下げ開始時期が後ずれすることへの警戒がくすぶっており、雇用統計を見極めるまでは長期金利が下がりづらいと思われる。その場合、為替は円安(ドル高)継続が見込まれるが、足元では日銀・政府の介入に対する警戒が高まっており、円安を好感する動きは限定的と考える。月初のタイミングでご祝儀的な買いは入るかもしれないが、週後半にかけては米雇用統計を前に目先の利益確定やリスク回避目的の売りに押されやすくなると予想する。

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ