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【市場概況】東京為替見通し=ドル円、上値トライは一旦休止か、オセアニア・欧州等は実質月末に

ドル円は、東京市場では一時151.97円と1990年7月以来約33年8カ月ぶりの高値を付けたが、海外市場では政府・日銀による為替介入への警戒感が高まり、一時151.03円と日通し安値を更新した。ユーロドルは、欧州通貨中心にドル買いが先行すると一時1.0811ドルと日通し安値を付けたものの、イースター(復活祭)の連休を前に積極的な売買は手控えられたため下値も限定的だった。

 ドル円は、東京市場では一時151.97円と1990年7月以来約33年8カ月ぶりの高値を付けたが、海外市場では政府・日銀による為替介入への警戒感が高まり、一時151.03円と日通し安値を更新した。ユーロドルは、欧州通貨中心にドル買いが先行すると一時1.0811ドルと日通し安値を付けたものの、イースター(復活祭)連休を前に積極的な売買は手控えられたため下値も限定的だった。

 本日のドル円は151円を中心に神経質な動きになりそうだ。昨日は1990年以来の高値を更新したが、152円にあるオプションの防戦売りのうわさなどで大台超えには失敗。しかしながら、日銀内でタカ派とされる田村日銀審議委員と植田日銀総裁が相次いで「緩和的な金融環境が続く」と発言していることで、ドル円は本日も一定の底堅さを保てるだろう。

 また、データ的にも2月消費者物価指数(CPI)の基調インフレが低下傾向にあることは円安要因。植田総裁は「月次の家計のマインド指標は賃上げの期待もあり緩やかに改善」と述べたものの、3月時点での調査でも、物価上昇を上回る賃上げとの回答が2割程度しかなかった。早急な家計マインドの改善は難しく、そうなると追加利上げの可能性も高まりづらい。

 日銀は先週の政策決定会合で17年ぶりの利上げを行った。その後21日にスイス中銀が利下げし、スイスフランは急落。日銀の利上げにもかかわらず、円はフラン同様に低金利のキャリートレードに利用される通貨という位置付けから脱することが出来ないことも、円安のトレンドとして残る。

 もっとも本日に関しては、東京市場で再び152円を狙いに行くのも難しいか。円売り要因が豊富にあり、この数日は日経新聞も円安についての記事を全面に出して掲載している。しかしながら市場からは、同新聞に為替の記事が出た時はトレンドが一旦終了する前兆との声も聞かれる。新聞に記載されるころには、市場のポジションが傾き過ぎていることが多いからだ。22日から151円を割り込めずにいるが、大台割れとなれば円ショートの調整が入ってもおかしくない。

 市場の方向感が出にくい要因としては、イースター休暇を控えていること。明日はオセアニア市場(豪・NZ)、アジア市場(香港、シンガポール)、欧州の主要市場(独・仏・英・スイスほか)が休場、米国も債券や株式などは休場であり、明日の為替市場はほぼ日・中・米のみでの取引となる。

 休場を前にし、欧米の月末・期末・年度末の特殊玉が一日前倒しで本日の市場に持ち込まれる可能性が高い。また、明日は本邦全国CPIの先行指標となる3月東京都区部CPIや、米国時間にはFRBが最も注目しているインフレ指標でもある、2月個人消費(PCE)デフレーターの発表が予定されてもおり、日米以外の投資家は連休前にポジション調整も入りやすく、ニュース等にとらわれずに市場が上下することになりそうだ。

(松井)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ