26日の香港市場は米株安の流れを引き継ぎ軟調か。25日のNY株式相場は上昇が一服。主要3指数が先週そろって史上最高値を更新し、月間では5カ月続伸ペースとなったほか、ダウ平均が心理的節目の4万米ドルに接近したことで高値警戒感が重荷となった。今週金曜日がグッドフライデーで休場となるため、様子見姿勢が強まった。香港市場も金曜日から4連休に入るため、投資家は積極的にリスクを取りにくいだろう。
一方、ハンセン指数は25日に終値ベースで8日以来、およそ2週間ぶりの安値を更新したとあって、割安感に着目した買いが相場をある程度支えると予想する。業績などの個別の材料を踏まえた売買も続きそうだ。きょうはBYD(01211)や中国人民保険(01339)などが決算を発表する。
25日のNY市場でダウ平均は162米ドル安と続落。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は6営業日ぶりに反落した。欧州の規制強化への懸念からアップルやアルファベットなど一部の大型ハイテク銘柄が売られた。同日の香港株の米国預託証券(ADR)はまちまち。HSBC(00005)、テンセント(00700)などが香港終値を上回った半面、AIAグループ(01299)、アリババ集団(09988)などが下回って引けた。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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