東京市場は軟調か。米国株は下落。ダウ平均は404ドル安の38585ドルで取引を終えた。中国での販売減速が伝わったアップルが大きく下落し、ハイテクグロース株の多くが売られる展開。本日のパウエルＦＲＢ議長の議会証言を前にリスク回避ムードも強まり、値幅を伴った下げとなった。2月のISM非製造業景況指数が市場予想を下回り、10年債利回りは低下したものの、ナスダックが1.7％安と3指数の中で最も下落率が大きかった。ドル円は足元150円00銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて330円安の39800円、ドル建てが325円安の39805円で取引を終えた。
米国株の大幅安を受けて、大きく水準を切り下げると予想する。日経平均はきのうに続いて寄り付きでは40000円を下回ることになりそうで、目先の利益を確定する動きが強まってくるだろう。きのうは場中に持ち直して終値では40000円を上回ったが、パウエル議長の議会証言とこれを受けた米国株の反応は見極めたい局面で、きょうは腰の入った買いは入りづらい。安寄りした後にさらに下げるようなら下値は拾われるとみるものの、動きが良くなれば売りも出やすく、序盤で売り買いをこなした後は低空飛行が続くと予想する。日経平均の予想レンジは39650円-40050円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
