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【見通し】NY為替見通し=ドル円、明日以降の注目イベント控えレンジ相場続くか

本日これまでのドル円は150円半ばを中心に動意に欠ける動き。レンジは20銭程度とこう着相場が続いている。

 もっとも最近のドル円は149円台で底堅さを示し、150円台を中心とした動が続くも、引き続き2月13日の高値150.89円がレジスタンスとなっており、151円台に近づけば日本当局の円買い介入への警戒感が根強いことが伺える。

 本日のNY市場では2月ISM非製造業景況指数の発表が予定されている。それなりに注目の経済指標で、1日に発表した2月ISM製造業景況指数のように予想以上に低調な結果となれば、ドルの反応が見られそうだが、明日から注目イベントが控えていることで反応は一時的にとどまり手控えムードが続きそうだ。市場は明日に予定されているパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の半期に一度の議会証言や週末の2月米雇用統計に注目が集まっており、ドル円は戻り売りと下値の押し目買いが交錯するなか150円前半を中心としたレンジ相場が続くと見込まれる。

 また、為替相場への影響は限られると想定されるが、本日は米大統領選・共和党の候補者指名レースは全米15州で予備選挙などが行われる「スーパーチューズデー」を迎える。トランプ氏対ヘイリー氏の一騎打ちとなった候補者指名レースに大きな影響をもたらす1日になる。トランプ氏の圧勝が見込まれているが、ヘイリー氏は3日に行われた首都ワシントンの共和党予備選挙で意地の一勝をもぎ取った。注目のスーパーチューズデーは、日本時間3月6日の午前から午後にかけて各地の開票が行われ、徐々に大勢が判明するみこみだ。トランプ再選リスクに金融市場が反応を見せる可能性もあるか。

・想定レンジ上限
 ドル円は2月13日の高値150.89円や昨年11月16日の高値151.43円が上値めど。

・想定レンジ下限
 ドル円は日足一目均衡表・転換線150.03円や4日の安値149.84円が下値めど。

(金)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ