今週のNY市場はパウエルFRB議長の議会証言と雇用統計に注目。先週はダウ平均が0.11%安と反落した一方、S&P500が0.95%高、ナスダック総合が1.74%高と2週続伸した。AI株ラリーが再び勢いを強め、ナスダック総合が2月末に終値の最高値を2年3カ月ぶりに更新すると、週末1日は取引時間中の史上最高値も更新した。S&P500も29日、1日の連日で終値の最高値を更新した。年初来ではダウ平均3.71%高、S&P500が7.70%高、ナスダック総合が8.42%高となった。
今週は小売株の決算に注目が集まるほか、利下げ開始時期の見通しを巡り、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言や米2月雇用統計などの経済指標が焦点となりそうだ。決算発表はターゲット、ロス・ストアーズ、コストコ・ホールセールなどの小売株のほか、ブロードコム、オラクルなど。金融政策の見通しを巡っては、市場では6月米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げが予想されているが、水曜日と木曜日のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の半期に一度の議会証言が注目される。また、週末金曜日に発表される2月雇用統計(非農業部門雇用者数・失業率・平均賃金)にも要注目となる。このほかの経済指標は火曜日に2月ISM非製造業総合指数(PMI)、水曜日に2月ADP民間部門雇用者数、1月JOLTS求人件数、木曜日に新規失業保険申請件数など。
今晩は主要な米経済指標や決算発表はなし。(執筆:3月4日、14:00)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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