NYタイムは、為替の動意につながりそうな米経済指標の発表予定はない。フィラデルフィア連銀のハーカー総裁がイベントであいさつするが、米金融政策の行方や、関連する経済・インフレの状況に踏み込んで発言するかどうか不確かである。
また、ハーカー総裁が今年の連邦公開市場委員会(FOMC)の金融政策決定の投票権を持っていないことも、発言の為替への影響を限定しそう。ちなみに同総裁は先日「最大のリスクはFRBの利下げが早すぎること」などと発言している。
連銀総裁の発言からFOMCメンバー内の見解の方向性を確かめつつも、動意につながるような明確な材料とみなされず、値動きの限られる展開が想定しやすい。
・想定レンジ上限
ドル円の上値めどは、2月13日につけた年初来高値150.89円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値めどは、2月29日安値149.21円。
(関口)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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