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【見通し】株式明日の戦略-週明けも地合いは良好、あすは材料難も下値は堅いか

19日の日経平均は3日ぶり小幅反落。終値は16円安の38470円。16日の米国株は下落したが、スタートして1時間程度はプラス圏で推移する場面もあるなど前営業日の終値近辺でもみ合った。米長期金利の上昇を受けて大型半導体株の一角が弱かった一方、プライムでは値上がり銘柄の方が多く、強弱感が交錯した。
 
 東証プライムの騰落銘柄数は値上がり1245/値下がり374。米長期金利の上昇を手がかりに三菱UFJや三井住友など銀行株が大幅上昇。インドで自動車販売店事業を始めると日経新聞で報じられた三菱商事が人気化し、三井物産や住友商事など同業にも買いが波及した。OLCやサンリオなどレジャー関連が大幅高。リリースを材料に三菱鉛筆やサカタのタネが急伸した。総じてバリュー優位でグロース株は案外となる中、証券会社が目標株価を引き上げたソフトバンクGは2.8%高と強い動きを見せた。

 一方、米金利上昇を嫌気してアドバンテスト、SCREEN、ソシオネクストなど半導体株が大幅安。次世代ゲーム機の発売時期が後ずれすると報じられた任天堂が6%近い下落となった。リクルートやウェルスナビなどグロース系の銘柄が軟調。証券会社がレーティングを引き下げたライフドリンクや今期の減収減益計画を提示したアップルインターナショナルが急落した。

 日経平均は小幅安。プライムでは値上がり銘柄が圧倒的に多く、TOPIXやグロース250指数は上昇しており、全体としては良好な地合いと言える1日であった。先週前半に日経平均の上昇を先導した大型グロース株が今は小休止しているが、この時、指数の上昇に乗り切れなかった他の多くの銘柄に買いが入っている。日本株の中でスムーズに資金が循環しており、こういった動きが見られているうちは大崩れは想定しづらい。本日の米国は休場であすは材料難となる。上値は追いづらいが、下げたとしても警戒ムードが高まることはないだろう。日経平均は16日、19日と38500円近辺で値を固めてきているだけに、終値で38500円を上回ることができるかに注目したい。

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ