東京市場は堅調か。米国株は上昇。ダウ平均は348ドル高の38773ドルで取引を終えた。1月小売売上高が市場予想を下回り、インフレ長期化に対する過度な警戒が後退。キャタピラーなど景気敏感株を中心に買いが入った。人員削減などを発表したシスコシステムズが弱く、ナスダックは軟調に推移する場面もあったが、終盤にかけては強含んだ。ドル円は足元149円90銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて435円高の38575円、ドル建てが445円高の38585円で取引を終えた。
米国では複数の経済指標を消化したが、10年債利回りは小幅に低下した。また、引け後に決算を発表した半導体大手のアプライド・マテリアルズは時間外で急伸している。マーケットの不安材料の多くが払しょくされており、日本株は米国株の上昇に強い反応を見せると予想する。CME225先物からは大幅ギャップアップスタートが想定され、近々で史上最高値(38915.87円)を更新する展開にも期待がかかる。週末でもリスク回避の売りは手控えられ、高く始まった後も強い動きが続くと予想する。日経平均の予想レンジは38300円-38700円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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