
今晩の取引では先行きの利下げ見通しを巡り、寄り前に発表される1月消費者物価指数(CPI)に注目が集まる。1月CPIは前年比+2.9%と12月の+3.4%から低下が見込まれ、前月比でも+0.2%と12月改定値から横ばいが見込まれている。変動の大きい食品、エネルギーを除くコアCPIも前年比+3.7%と12月+3.9%から伸びの鈍化が予想されている。CPIが予想通りの低下となればインフレ鎮静化見通しや早期利下げ期待が株式市場の追い風となることが期待される。
今晩の米経済指標・イベントは1月CPIのほか、1月NFIB中小企業楽観度指数など。企業決算はS&P500採用の20銘柄が発表予定で、主なものは寄り前にバイオジェン、マリオット、モルソン・クアーズ、ハズブロ、引け後にAIG、ウェルタワー、ダヴィータ、エアビーアンドビーなど。(執筆:2月13日、14:00)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ