8日の香港市場は前日のNY市場が上昇した流れを引き継ぎ、買いが先行するか。7日のNY株式相場でダウ平均は過去最高値を更新したほか、S&P500とナスダック総合も続伸した。米10年債利回りが上昇したものの、予想を上回る第4四半期決算発表が続いたことや、先高観を背景にエヌビディア、マイクロソフトなどのハイテク・ジャイアントが上昇したことが相場を押し上げた。
一方、中国では株式相場が低迷するなか、中国証券監督管理委員会(CSRC)などが習近平国家主席に市場の状況を報告したと伝わっており、習主席が自ら指揮を執るとの見方が出ている。中国国務院は7日、CSRCの易会満主席を解任し、呉清氏に交代させると発表。呉氏は違法行為のあった証券会社やファンドなどを厳しく取り締まったことでも知られており、今後打ち出される対策にも期待がかかる。
なお、きょうは日本時間午前10時30分に中国の1月の消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)が発表される予定で、結果によっては相場の波乱要因となりそうだ。市場予想はCPIが0.5%下落、PPIが2.6%下落。また、香港市場は9日後場から13日まで、中国本土市場は9日から16日まで春節(旧正月)でそれぞれ休場となるため、連休を前に持ち高調整の売りも予想される。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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