
今週は利下げ開始時期の見通しを巡り31日に結果が公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)や週末2月2日に発表される1月雇用統計が注目されるほか、マイクロソフト、アルファベット、アップル、アマゾン、メタなどのハイテク・ジャイアントの第4四半期決算発表が焦点となりそうだ。FOMCでは政策金利の据え置きが確実視されているが、会合後のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見が注目される。1月雇用統計では非農業部門雇用者数(NFP)が17.3万人増と12月の21.6万人増から減少が見込まれ、失業率は12月の3.7%から3.8%に悪化が予想されている。平均賃金は前月比+0.3%と12月の+0.4%から鈍化が見込まれている。予想通りに弱い内容となれば、早期利下げ期待が高まりそうだ。今週の決算発表はS&P500の約100銘柄が発表予定で、上記のハイテク・ジャイアントのほか、ゼネラル・モーターズ、ファイザー、スターバックス、ボーイング、クアルコム、エクソン・モービル、シェブロン、アッヴィなど。
今晩の米経済指標・イベントは1月ダラス連銀製造業景況指数など。企業決算は寄り前にNVR 、フランクリン・リソーシズ、引け後にニューコア、F5ネットワークスなどが発表予定。(執筆:1月29日、14:00)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ